浜離宮朝日ホール|朝日ホール通信

1992年オープンの室内楽専用ホール。特にピアノや繊細なアンサンブルの音色を際立たせる設計でその響きは世界でも最高の評価を受けています。


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浜離宮ランチタイムコンサート聴きごたえのあるプログラムとアーティストのトークで楽しむ90分©ShinMatsumoto川口成彦フォルテピアノ・リサイタルvol.23211/22(水)浜離宮朝日ホールでのこの度のリサイタルでは「愛の歌」をテーマにロマン派の時代の作品を1843年のプレイエルのピアノで演奏致します。プレイエルに深い縁のあったショパンはもちろんのこと、シューマン、メンデルスゾーン、アルカン、リスト、アルベニス、チャイコフスキー、ベルへの心に染み入る美しい音楽を古楽器の声と共にお届け出来ること嬉しく思います。フランダース・ロマン派の知られざる作曲家ベルヘをご紹介出来る機会となることも楽しみです。(川口成彦)シューマン(リスト編):献呈アルカン:歌曲集Op.38第1巻より第6番「舟歌」、第1番アルベニス:愛の歌ベルへ:ピエ=ララ(17世紀フランダースの大衆歌による幻想曲)ショパン:スケルツォ第1番(ポーランドのクリスマスキャロル)ほか*使用楽器:プレイエル(1843年製・タカギクラヴィア所有)藤原真理©AtsuyaIwashita倉戸テル©MasafumiTamura6各回11:30各1回券¥3,00010・11・12月の3公演セット券¥8,000吉野直子©AkiraMuto白井圭吉野直子(ハープ)&白井圭(ヴァイオリン)vol.23110/25(水)ヴァイオリンとハープのデュオでお贈りする、今度のランチタイムコンサート。お互いの楽器のたくさんの音色を味わっていただけるように、変化に富んだプログラムを組みました。繊細な表現のヘンデルは、響きの素晴らしい浜離宮朝日ホールにぴったりのオープニングになるはずです。シュポアはこの編成のためのオリジナルで、ロータはイタリアの風景を運んできます。後半は、ピアソラで雰囲気を変えたあと、色彩豊かなフランスの名曲たちが続きます。それぞれのソロも含む少し「欲張り」なプログラムを、ぜひお楽しみください!(吉野直子)ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタイ長調Op.1-3HWV361シュポア:モーツァルトの《魔笛》の主題によるポプリ〜ソナタ・コンチェルタンテニ長調Op.114より〜ロータ:ソナタニ長調ピアソラ(K.ヴェフマネン編):タンゴの歴史より「ボルデル1900」「ナイトクラブ1960」ほか藤原真理チェロ・リサイタルvol.23312/14(木)共演:倉戸テル(ピアノ)チェロという楽器の良さは何か?と考えると、人が普段話す声の高さや音域が頻繁に使われ、聴いてくださる方に過度な緊張を強いることなくすっと伝わっていく点ではないでしょうか。今回もロマン派の作品を多く選びました。最初はチェロとピアノの音で音楽が始まりますが、やがて楽器の音を聴いているという感覚を通り越して語りかけることができれば理想的だと思います。どこまでその境地に近づけるか頑張りたいと思います。(藤原真理)J.S.バッハ:G線上のアリアブラームス:チェロ・ソナタ(原曲:ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」)ラフマニノフ:ヴォカリーズドヴォルザーク:「4つのロマンテックな小品」より第1曲カサド:親愛の言葉ほか


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