浜離宮朝日ホール|朝日ホール通信

1992年オープンの室内楽専用ホール。特にピアノや繊細なアンサンブルの音色を際立たせる設計でその響きは世界でも最高の評価を受けています。


>> P.4

©hiromasa名ピアニストと紡ぐさすらい人の愛と生涯藤木大地Encounter-tenor2023〜カウンターテナーとの出逢い〜マーティン・カッツ藤木大地が浜離宮朝日ホールに帰ってくる!昨年8月のリサイタルにおける共演や録音も行なっている。のリサイタルで大好評を博した藤木が、11月1日(水)に「マーティンとまた共演できるのは大きな喜びです。彼「Encounter-tenor2023〜カウンターテナーとの出逢は歌手のパートナーであることに生涯を捧げてきたピアい〜」と銘打ったリサイタルを開く。前回の演奏会は完売ニスト。彼が弾くと、それまで息継ぎをしなければ歌えしてしまったため、聴き逃した方にも朗報である。今回はなかったフレーズがなぜかひと息で歌えてしまうんです。一体、どのような曲目が用意されているのだろうか?マーティンは僕がカウンターテナーに転向するとき背中「今年は『〜さすらい人の愛と生涯〜』というテーマです。を押してくれた友人でもあるのですが、リサイタルで共演リサイタルには必ず新しい曲を入れてプログラムを組むのするときには『ボスは君だから。どのくらいリハーサルすですが、ホールの方との打ち合わせで『歌曲集を軸にするるかも、順番も、全てダイチが決めてくれれば私は従う』のはどうですか?』とのご提案をいただいて。それならマーという立場で接してくれます」ラーの連作歌曲集『さすらう若人の歌』と、シューマンの浜離宮朝日ホールは響きだけでなく、観客の作り出す連作歌曲『女の愛と生涯』を中心に据えようと思ったので良い雰囲気に支えられるという。意欲的なプログラムをす。『さすらう若人の歌』はいずれオーケストラ版も歌っ藤木がどう歌うか、楽しみだ。てみたいと考えています。そしてシューマンは、昨年の浜離宮朝日ホールでのリサイタルで『女の愛と生涯』から1曲歌ったところ、全曲を聴いてみたいという声を頂いたこともあり、取り上げることにしました。この歌曲は女性が一人称で語る歌。それを男である僕が歌うのだから、我を出さずに作品を伝える媒体になりたいと思っています」ピアノは世界の名歌手との共演が多い重鎮マーティン・カッツ。藤木がまだテノールとして新国立劇場オペラ研修所で学んでいた2002年に指導者として出会って以来、折に触れて彼にアドヴァイスを与えてきた。近年では藤木4取材・文/井内美香(音楽ライター)藤木大地カウンターテナーリサイタルEncounter-tenor2023〜カウンターテナーとの出逢い〜11/1(水)19:00一般¥6,500U30¥2,000共演:マーティン・カッツ(ピアノ)シューベルト:水の上で歌うブラームス:永遠の愛フォーレ:月の光アーン:わたしの詩に翼があったならマーラー:連作歌曲集「さすらう若人の歌」ブリテン:流れは広く加藤昌則:レモン哀歌シューマン:連作歌曲「女の愛と生涯」ほか


<< | < | > | >>